なぜやるの?酸洗いの目的とは!?

酸化した金属は本来の属性を失います!

金属といえば、その表面が平滑で光沢があると思いがちです。しかし、製鉄所や精錬所から出てきたばかりの金属製品は表面が酸化されているのです。酸化鉄や酸化銅などの酸化金属は、表面はがさがさで粗く、暗色で光沢もありません。なぜならば、金属とその酸化物はまったく違う物質だからです。
他にも、金属一般の特性として電気の導電性や熱の伝導性などがありますが、酸化金属はこれらの特性を有しません。金属本来の機能を発揮させるには、製錬や製錬の熱によって生成された表面の酸化物を除去する必要があるのです。
酸化は、暴露されている表面から起こります。ですから、酸化物の除去も表面から行ないます。その方法には、物理的に除去する「研磨・研削」や、化学的に除去する「酸洗い」などがあり、これらを表面処理と総称します。

表面を洗い流した後には、酸化しにくい被膜を作る!

人による作業に頼りがちな「研磨・研削」と違って、「酸洗い」は自動化が計りやすい方法ですから、より一般的です。特に、メッキや塗装の前処理としての「酸洗い」は欠かせません。
実は、表面処理を行なった直後の金属表面は、とても酸化しやすいのです。そのまま放っておけば、また表面に酸化物を形成してしまう。この場合、その酸化物は、処理前より厚いものとなります。そこで、表面処理の後には、酸化を防ぐ被膜形成を行ないます。それが「防錆処理」です。
防錆処理は、その金属の特性を損ずることなく、酸化を防ぐ被膜が求められます。価格だけでみると塗装となります。しかし、「酸洗い」の工場内での流れを考慮すると、「メッキ処理」の方がコスト的には有利なのです。

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